喘息は長期的な慢性疾患であり、世界中で推定3億3,900万人が罹患しています

治療法の進歩にもかかわらず、一部の人は治療の効果が認められなくなったり、効果が低下したりしています。そのため、今までの治療法に代わる、より個別化された治療法が必要です。

被験薬のAtuliflaponは、気道炎症を引き起こす可能性のあるロイコトリエンと呼ばれる体内の物質を減少させるために開発されました。気道とは息の通り道となる管のことであり、炎症時には狭くなります。

その人固有の生物学的特性、環境、ライフスタイルに基づいて疾患を治療したり予防したりすることは、精密医療として知られています。精密医療は、現行の処方薬による標準的アプローチの代わりとなる治療法を提供すること、つまり、適切な治療を、適切な人に、適切なタイミングで行う方法を模索しています。

FLASH試験チームは、Atuliflaponによる治療で最も効果を得られる中等度から重度の喘息の患者さんを特定するにあたって、バイオマーカーと呼ばれる体内の物質が役立つかどうかを理解することに関心を持っています。

すべての薬剤は、承認済み薬剤か被験薬かにかかわらず、好ましくない作用を起こす可能性があります。被験薬の潜在的副作用と既知の副作用は、同意説明文書に記載されています(同意説明文書は、あなたが治験参加を決める前にお渡しします)。Atuliflaponの使用後に報告されている一般的な副作用には、めまい、貧血、咳などがあります。FLASH試験への参加中、あなたにも同様の副作用が発生する可能性があります。起こりうる副作用については、治験担当医師から説明します。

治験中に不快感が生じた場合は、最善の処置について相談するために、いつでも治験担当医師にご連絡ください。治験期間中、あなたの健康状態は継続的にモニタリングされます。あなたまたは治験担当医師が懸念を表明した場合、あなたの治験への参加は中止されます。

FLASH試験への参加は任意です。いつどのような理由でもこの治験への参加を中止することができます。あなたのご決断は今後あなたが受ける治療に全く影響を与えません。また、あなたが治験を継続することが最善ではないと治験担当医師が決断した場合も、治験が中止される可能性があります。あなたまたは治験担当医師が中止を決断した場合は、治験実施施設に来院して最終検査と評価を受けていただきます。

あなたが治験に参加していることをかかりつけ医師に知らせるようお勧めします。かかりつけ医師が(あなたの許可を得て)治験担当医師に追加情報を要求することを希望するかもしれません。